流動性が大事な理由

ファンダメンタルズ分析

結論からいうと、FXをやるにおいてEURUSDUSDJPYの2通貨ペアに絞ったほうが圧倒的にいいです。

大口投資家は2種類いる

流動性について話す前に、まず大口について話さなければならないです。

大口は大まかに2種類存在します。

  • 実需筋
  • 投機筋

実需筋というのは、背景にファンダメンタルがあるのを根拠にトレンドフォローする、もしくはトレンドを作っていく大口です。

実需筋というのは、保険会社や年金運用など、国に関わる重大な大口投資なので、ファンダメンタルに逆張りというのはルール上不可能です。そんなことをしたらクビです。

投機筋というのは、トレンドフォローはもちろん、個人投資家を焼いたり(ストップロス狩り)、スキャルピングのように細かい値動きを取ったり、まあ一言で言ったら何でもありの大口です。

おそらくヘッジファンドとかが投機筋の代表例なのかな?知らんけど。

そして大口の力関係は、流動性が高いほど『実需筋>投機筋になります。

流動性が低いほど、『投機筋>実需筋になります。

「トレードに勝つためにはトレンドフォローを心がけ、レンジは避けよう!」というようなフレーズがありますが、それはつまり実需筋>投機筋』の相場に絞るということとも同然だと言えます。

『投機筋>実需筋』相場のリスク

先にいうと、『投機筋>実需筋』相場のリスクは以下の内容です。

  1. リスクリワード が1.0以下になりがち
  2. エントリータイミングが他の通貨ペアと被りがち
  3. ファンダメンタルが長続きしにくい

1. リスクリワードが1.0以下になりがち

流動性が低い『投機筋実需筋』相場では、ヒゲなどのノイズが多くなります。

それだけでなく、トレンドも伸びにくいです。

「よっしゃトレンドの初動だ!」と飛び乗っても、すぐにレンジになったり、すぐに逆行したりするわけです。

つまりマイナー通貨ペアで勝つには、損切り幅を広げ、微益で撤退することが基本になってしまいます。

たとえば、あなたが知ってる『クロス円でトレードしてる勝ち組トレーダー』を3人思い浮かべてみてください。

彼らのほとんどは、コツコツドカン型でなかなか損切りをしない、もしくは勝率が4〜5割以下で、とても危なっかしいトレードをする人たちだと思います。

(まあ誰とは言いませんけど。。。)

2. エントリータイミングが他の通貨ペアと被りがち

エントリーする通貨ペアのタイミングが他の通貨ペアと被ると、資金管理が難しくなります。

なぜ資金管理が難しくなるかというと、

たとえば「1通貨ペアにつき損失許容が証拠金の5%」というルールでトレードする場合、4通貨ペアを同時にエントリーしたらどうなるでしょう?

勝てばかなりの利益ですが、4通貨ペアすべてが負ければ損失は証拠金の20%になってしまうわけです。

しかもすべての通貨ペアというのは連動しているので、1通貨ペアが負ければ他の3通貨ペアも負ける可能性が高いです。

逆に4通貨ペアすべてが勝つとしても、流動性の低い通貨ペアほど利益は伸びにくく、リスクリワードが悪いトレードになりがちです。

次に、なぜエントリータイミングが他の通貨ペアと被るかを説明します。

すべての通貨ペアは、流動性が高い通貨に引っ張られるように連動しています

流動性が高い通貨ペアランキング(IG証券より)

通貨流動性順位(国際通貨研レポートより)

つまり、クロス通貨というのはドルストレートの値動きに引っ張られて動きます

たとえば、GBPJPYやGBPCHFなどのクロスポンドの通貨ペアは、GBPUSDの値動きに引っ張られます。

たとえばドル安を根拠にGBPUSDが上がったら、GBPJPYやGBPCHFも上がることがあります。

「え?でもUSDJPYやUSDCHFもドル安で下がるから、GBPUSDの上昇と相殺されるんじゃないの?」と疑問を抱くと思います。

たしかに相殺されることもあります。

しかし原則として、流動性の低い通貨ペアは、流動性の高い通貨ペアに釣られます。

極論を言うと、すべての通貨ペアはEURUSDに釣られる(ことが多い)ということです

ドルストレートの中でも、USDCHFの値動きは、EURUSD、USDJPY、GBPUSDなどに釣られやすいです。

さらにUSDJPYやGBPUSDの値動きもEURUSDに釣られやすいです。

このように、すべての通貨ペアが連動して動いてるということは、エントリータイミングが被りやすいということです。

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エントリータイミングが被ることのリスク

3. ファンダメンタルが合致してても長続きしない

①とほぼ被りますが、ファンダメンタルが長続きしないだけではなく、ファンダメンタルがダマシということも多々あります。

やはりファンダメンタルにおいても、流動性が大事になってくるわけです。

流動性が高い通貨ほど、その国のファンダメンタルは長続きしやすく、ダマシにもなりにくいです。

逆に、流動性の低い通貨ほど、その国のファンダメンタルは長続きしにくく、ダマシにもなりやすいです。

流動性というのは、通貨の世界流通量や市場参加者の人数を意味するもので、それらが多ければ当然トレンドも長続きするわけです。

逆に、通貨の世界流通量や市場参加者の人数が少なければ、当然トレンドも長続きしないわけです。

EURUSDとUSDJPYだけに絞る理由

まあ理由は単純に、「ドル・ユーロ・円が世界三大通貨だから」なのですが、ちゃんと根拠はあります。

まず実需筋の大口はインターバンク市場で取引をするため、ドルストレートしか取引できません。

たとえばユーロ円を買いたい場合、ユーロドルとドル円を買うしかないわけです(EURJPY=EURUSD×USDJPY)。

(が、そもそもそんな面倒なことを大口はしません)。

つまり、ここでまずドルストレートに絞られます。クロス通貨は論外です。

そして主要ドルストレート(流動性から順にEUR, JPY, GBP, AUD, CAD, CHF)のうち、AUD, CAD, CHFは人民元に流動性を抜かれてしまいました。そして2022年、AUDはCADに流動量を抜かれてしまいました。

ソース : 国際通貨研レポート

この時点で、AUD, CAD, CHFは論外になりました。

残る主要ドルストレートは、EUR・JPY・GBP。

そしてGBPUSDを過去検証した結果、ファンダメンタルに順張りでも、勝率は良くて5割くらいでした(リスクリワード1.0以下でも勝率6割くらい)。

まあ「お前が下手だからだろ」と言われればそれまでなんですけど、GBPはボラティリティ(pips幅)が高い分、投機筋に最も好まれる通貨です。

つまり勝率とリスクリワードが両方ほしいなら、ポンドはやらずに、ユーロドルとドル円の2通貨ペアに絞ろう、というわけです。

別にスキャルピングみたいにローソク足の値動きだけを根拠にチビチビトレードして勝てるならポンドは良いかもしれませんよ?

まあ俺はそんなトレードはしないし、周りの勝ち組トレーダーでスキャルピング的なトレードをしてる人は1人もいないですけどね。

(板と歩値がある株は別だと思いますが、俺は株に関しては専門外なので。。。)

むしろ負け組トレーダーは大体ポンドとかゴールドとかやってるイメージです。

(あくまで俺の勝手なイメージですけど、どう思いますか?)

まとめ

まとめるとこんな感じ。

  • 大口には『実需筋』と『投機筋』の2種類いる。
  • 流動性が高いほど『実需筋>投機筋』になり、流動性が低いほど『投機筋>実需筋』になりやすい。
  • 投機筋の勢力が大きい相場では、個人投資家はカモにされる。
  • 実需筋の勢力が圧倒的な相場(EURUSDとUSDJPY)だけに絞ってトレードするほうが勝ちやすい。

つまり、ここで言いたいのは『ユーロドルとドル円だけに絞れ!』ということです。

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